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梅雨のベタつき対策に。無垢材を取り入れて快適な暮らしを実現するコツ
こんにちは!
ヤマサリノベの広報担当です。
梅雨の季節になると、空気中の湿気が増え、室内はジメジメとした不快な状態になりがちです。特に床のベタつきに毎年悩まされるという方も多いのではないでしょうか?
そんな梅雨時期の住まいを快適にする方法のひとつが、「無垢材」の活用です。天然木ならではの魅力と機能性を活かして、湿気に強く心地よい空間をつくってみませんか?
無垢材が梅雨におすすめの理由

無垢材とは、合板などの人工的な加工材ではなく、一本の木から切り出した「純粋な木材」の一枚板であることを指します。オーク、ヒノキ、スギ、ウォールナットなど、樹種によって表情も香りも異なります。自然そのものの素材感が魅力で、年を重ねるごとに味わいが深まり、長く愛着を持って使えるのが特徴です。
無垢材が梅雨に適している最大の理由は、「調湿作用」があることです。木は伐採された後も呼吸を続けており、空気中の湿気を吸収したり放出したりする働きを持っています。そのため、無垢材を取り入れることで、室内の湿度を自然に調整してくれるのです。
特に、リビングや寝室など、長時間過ごす場所に無垢フローリングを使うと、梅雨の時期にもサラリとした快適な足触りが得られます。夏場に冷房をかけても冷たくなりすぎず、冬はほんのりと温もりを感じられるため、一年を通して快適に過ごせます。
無垢材は調湿だけでなく、断熱や防音にも優れています。また、木の香りによるリラックス効果もあるため、梅雨だけでなく毎日の暮らしが心地よくなるはずです。
無垢材を活用した事例
無垢材を部屋の目に入る面積の40%以上使うと、視覚的に木に囲まれて落ち着く空間になると言われます。ただし、40%を超えると、全体のバランスが悪くなってしまうため、ヤマサリノベでは、家具を含めた木目の面積が40%以下になるようにご提案しています。
●床と天井に無垢のパイン材を施工

床に無垢のオーク材、天井に無垢のパイン材を施しました。自然素材ならではの温かみが感じられ、空間にやさしい雰囲気を演出します。杉材ほどの調湿効果はありませんが、ナチュラルな質感を楽しめます。
●床と壁に無垢の杉材を施工

LDKの床にナチュラルな風合いが魅力の無垢の杉材を施しました。杉は調湿効果に優れているため、湿度が高い梅雨から夏の間も、さらっとしていて快適です。


また、湿気が溜まりやすいトイレやWICの壁にも無垢の杉材を施工。自然素材ならではの香りや温もりも魅力です。
無垢材のメンテナンスは難しい?

「無垢材は手入れが大変そう」と思う方もいるかもしれませんが、実は特別な道具や技術は必要ありません。傷がついても、サンドペーパーで軽くこすれば目立たなくなります。むしろ「経年変化」を楽しむのが、無垢材の醍醐味でもあります。
見た目や肌触りの良さだけでなく、調湿作用にも優れた無垢材は、特に湿気の多い梅雨時期には、その快適さを実感しやすいです。自然の力を味方につけて、エアコンに頼りすぎない、やさしい暮らしを始めてみてはいかがでしょうか?