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【鹿児島市】ヤマサハウスのリノベーションモデルハウスレポート 現場調査編①

こんにちは、ヤマサハウスのリノベーション担当の上木です!
只今、ヤマサリノベでは鹿児島市武岡で築40年の物件のリノベーションモデルハウスの計画が進行中です!今回は計画前にとても大切な機会となる現場調査での一コマ、小屋裏(屋根裏)部分の調査ポイントについてご紹介します。

小屋裏調査の目的とは?

リノベーションにおいて、小屋裏の調査は非常に重要な工程のひとつです。主な目的は以下の通りです。

構造材(梁・母屋・垂木など)の状態確認
→ ひび割れ、欠損、金物のサビ、雨漏り跡、結露の有無などをチェックします。

断熱材の状況確認
→ 劣化、ズレ、隙間の有無を確認し、必要に応じて補修や交換を検討します。

接合金物や筋交の確認
→ 柱や梁・桁をつなぐ接合金物の有無、耐震に重要な部材となる筋交いの有無・部材の厚み・設置位置など細かくチェックします。

調査時のチェックポイント

今回の現場では、以下の点を重点的に確認しました。

構造材の状態
木材に腐食や大きな割れは見られず、比較的良好な状態でした。ただし、雨漏り跡の可能性を考慮し、屋根面の点検も合わせて行っています。そちらの様子は次回のブログで紹介します!

断熱材の配置
天井にある既存の断熱材が一部ズレていた箇所があり、断熱性能の低下が懸念されます。また、壁には断熱材が充填されていなかったため、リノベーションの際には、既存断熱材の再配置や、または高性能断熱材への入れ替えも検討します。

接合金物・筋交いの確認
筋交いを設置している箇所の確認ができました。写真のようにボルトで固定されています。こちらも現在の建築基準法の基準に適合するように補強をしていく計画です。

まとめ

小屋裏の調査は、見えない部分の「家の健康診断」です。
構造材の状態や断熱性能、筋交いの状況をしっかり把握し、後の検討・設計に役立つため、調査時の写真記録を徹底します。このような調査は最適なリノベーションプランを立てるための大切な工程となります。

ヤマサハウスでは、建物診断(ホームインスペクション)を通じて、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見極め、アドバイスを行っています。

今後も鹿児島市武岡にあるリノベーションモデルハウスの現場調査の状況や現場の進行状況を随時レポートしていきますので、お楽しみに!


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